「親子で芋煮会」を開催しました!【2月4日】

東京都農林水産振興財団では、東京都国立市の農園「くにたちはたけんぼ」で、親子参加型の野菜収穫&芋煮づくりの体験イベントを実施しました!
<イベントレポート>
当日は、国立市で農業を営む小野淳(おの あつし)さんを講師に迎え、
実際に圃場を歩いたり、収穫体験をしたりしながら東京の農業についてレクチャーいただきました!
会場となった「くにたちはたけんぼ」は、
駅から10分程度ながら広々とした田畑が広がっており、
多摩川からひいた水を使った稲作・畑作が行われています。
参加者の方たちは普段なかなか立ち入ることのできない圃場内の散策にワクワク♪
子ども達はのびのびと走りまわって楽しそうでした。
その圃場では、お米だけでなく小麦なども作っていることをご紹介いただきました。
東京で小麦が作られていることに参加者の方たちは皆さん「へー!」と驚かれていました。
園内にある畑では今の時期、白菜、ニンジン、里芋なども育てています!
「くにたちはたけんぼ」では作物の育成に「たい肥」を使っており、
子ども達は「"たい肥"って何?」「なにが入ってるの?」と疑問を持ってたくさん質問してくれました。
普段、食べずに捨ててしまうものや酒粕など余ってしまうものを使って「たい肥」がつくられていることに興味津々です。
そんな「たい肥」を使ってつくっている作物の収穫にもチャレンジ!
皆さん、丁寧に土をかき分けながら、力を合わせて収穫に取り組んでくれました。
大きな野菜や小さな野菜、まっすぐなニンジンや曲がった大根など採れるものは様々♪
さらに、この時期の寒さに耐えて、と~っても甘くなった白菜を収穫し、その場で生で味わっていただきました。
そして、この後つくる芋煮のメインディッシュとなる里芋の収穫では、子ども達が力を合わせて収穫に挑戦!
みんなで一緒にとっても大きな里芋を掘り出してくれました♪
収穫が終わったら今度は収穫した野菜のカットに挑戦!それぞれ思い思いの大きさに野菜をカット♪
カットが終わったら鍋にチャポンといれて準備完了です♪
(子どもたちの包丁使いの上手さに驚きました!!)
お鍋を焚火の火にかけて、あとは待つだけ!
30分ほどでグツグツ美味しそうな匂いが漂っていました♪
完成したお鍋を味わった皆さんは「美味しい!」と大絶賛。
自分たちで収穫した野菜でつくったお鍋はやっぱり美味しいですよね!
大満足の中、イベントは終了しました🤗
※収穫した里芋は、お持ち帰り用としてもプレゼントさせていただきました!
そして最後に、小野さんから東京の農業の現状についてお話いただきました。
「今、東京都内の農地がどんどん減ってきています。」
そんな問題提起をしていただき、参加者の方たちも東京の農業について考えるキッカケとなったようでした。
今後も東京農林水産ファンクラブでは、東京の農林水産業が持つ魅力を伝えるイベントや東京の農林水産業について考えてもらうことができるイベントを企画予定です。
ご興味がある方はぜひ今後のイベントにご期待ください♪
<講師は、㈱農天気代表小野淳(おのあつし)さん>

【小野淳さんプロフィール】
1974年生まれ。神奈川県横須賀市出身。
NPO法人「くにたち農園の会」理事長。
東京国立市のコミュニティ農園「くにたちはたけんぼ」「子育て古民家つちのこや」などを拠点に幅広い農サービスを提供。
NHK「菜園ライフ」監修・実演。著書に「都市農業必携ガイド」「東京農業クリエイターズ」「食と農のプチ起業」など
くにたち農園の会HP:https://hatakenbo.org
Twitter:https://twitter.com/onoatushi