東京農産物の魅力を体感!

東京農林水産ファンクラブ開設記念イベントをオンラインで開催

レポート
公開日:2021年9月2日

東京農林水産ファンクラブの設立を記念し、東京産農産物の魅力を体感できるオンラインイベントが8月29日(日)、WEBコミュニケーションツール『zoom』で開催されました。伝統野菜『江戸東京野菜』をはじめとする、魅力あふれる農産物について楽しく知ることができ、それらをふんだんに使ったレシピが学べるイベントの模様をお届けします。

数多くの応募者の中から当選した10名様が参加したイベント。参加者の方々には事前に、練馬区産のトウモロコシや寺島ナス等の旬の東京野菜や、「奥多摩やまめ」が送られ、その新鮮さや彩りの豊かさを体感していただきました。参加者からは「届いたトウモロコシがあまりに美味しそうで、思わず生で食べてしまいました。」、「(居住地と)同じ東京に、こんなに質の良い農産物があるとは知らなかった。」と感嘆の声が寄せられました。

「あまりに美味しそうで、生で食べてしまった」。
以外と近くにあった、魅力あふれる農産物

イベントでは冒頭、主催者である東京都農林水産振興財団農業支援課経営安定支援係長の今安典子さんが、東京農業について解説。「江戸東京野菜は栽培が難しい品目が多く、生産者の苦労は大きいですが、野菜本来の濃い味が楽しめることから、飲食店を中心に注目を集めており、現在50種類が認定されています。」と紹介し、参加者の方々は身近にありながらも、これまで気づき得なかった都内の農産物の魅力に理解を深めていました。

<料理研究家・河瀬璃菜さん直伝!
食材の味を際立たせる簡単レシピ>

イベントでファシリテーターを務めたのは、料理研究家として活躍する河瀬璃菜さん。旬の東京農産物を使った、2つの簡単レシピを参加者の方々に紹介してくれました。

ここで、河瀬璃菜さんによるレシピ2品をご紹介します。

<トースターでトロトロなすと豚肉のチーズ春巻き>

材料(2人分)

豚バラ薄切り肉・・・100g

寺島なす・・・2本

スライスチーズ・・・4枚

春巻きの皮・・・5枚

ごま油・・・適量

A

焼肉のタレ・・・大さじ2

塩コショウ・・・少々

作り方

1、豚バラ薄切り肉は細切りにする。なすはくし切りにする。春巻きの皮1枚は4等分に切る。

2、耐熱ボウルに、なす、豚肉、Aをいれたら、ふわんりとラップをかけ、600wの電子レンジで7分加熱し、ラップを外しさらに3分加熱して水分を飛ばす。

3、春巻きの皮1枚に対して、4等分にした春巻きの皮を1枚のせる(二重にすることで破れにくくなります)。その上にスライスチーズ、粗熱をとった2の具材を乗せて、クルクル巻く。

4、トースター皿にクッキングシートを敷いて、春巻きのとじ目を下にして並べ、表面にごま油をぬる。

5、4を220度のトースターで焼き色がつくまで加熱する。(焦げそうな場合はアルミホイルを上にのせる。)

<奥多摩やまめとトウモロコシの洋風炊き込みご飯>

材料(2合分)

やまめフィレ・・・200g

トウモロコシ・・・1本

お米・・・2合

水・・・適量

コンソメ・・・1個

塩コショウ・・・少々

バター・・・20g

醤油・・・大さじ1

黒胡椒・・・少々

A

焼肉のタレ・・・大さじ2

塩コショウ・・・少々

作り方

1、やまめの切り身(皮付き)に、塩コショウをふる。トウモロコシは芯から実を外す。

2、お米を洗ってザルにあげたら、炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を注ぐ。

3、2にコンソメ、とうもろこしの芯(甘みと旨味がごはんにしみわたります)、やまめを入れて通常炊飯で炊く

※魚の生臭さが気になる場合は、皮目を焼いてから炊飯器で炊くとよい。

4、中火で熱したフライパンにバター(10g)を溶かし、トウモロコシの実を炒めて、醤油を回しかける。

5、ごはんが炊き上がったら、とうもろこしの芯を取り出し、4とバター(10g)を混ぜ合わせる。

6、器に盛り、お好みで黒胡椒をふる。

<ファシリテーターの河瀬璃菜さん>

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まずは、江戸東京野菜の一つである『寺島ナス』を使った「トースターでトロトロナスと豚肉のチーズ春巻き」。薄切りにしたナスや豚肉を柔らかくなるまでレンチンして春巻き皮に包み、トースターでパリパリに焼き上げるメニューです。「ナスは豚の脂と相性がいいと思います。脂が苦手な方は豚バラをロース等に変えていただいても、おいしく食べられるでしょう。」と河瀬さん。作り方に加えて、加熱ムラなどが起こらないようにするポイントなどの解説もあり、参加者の方々はうなずきながら、料理の様子に見入っていました。

2品目は、東京特産の『奥多摩やまめ』を贅沢に使った「奥多摩やまめとトウモロコシの洋風炊き込みご飯」です。『奥多摩やまめ』とは、1998年に東京都が先端技術を応用した開発した大型の川魚で、全長20~30㎝程度の通常のヤマメに比べ、2倍近くの全長50㎝まで成長するといいます。お刺身やムニエル等、さまざまな料理に活用できるのも特徴です。切り身を手に取った河瀬さんも「こんなに大きいのかとびっくりしました。身の美しさも特徴的で、さっぱりとした味わいですね。」と評していました。

<お刺身で食べてもおいしい『奥多摩やまめ』>

そんな『奥多摩やまめ』を、焼きトウモロコシ風に仕上げた洋風炊き込みごはんは、香ばしい香りや豊かな彩りが食欲をそそり、参加者の方からも「おいしそう」との声が聞かれました。

イベント後は参加者の方々から「やまめのおいしい食べ方を学べたので、早速作ってみます。」、「ますます東京産食材について興味が湧きました」等の声が寄せられ、東京の農林水産物に大きな関心を抱いたようでした。

東京の農産物は農産物直売所、東京メトロ有楽町駅前で開かれる交通会館マルシェ等でも販売しています。

※次回出店は10月16日(土)の予定

東京で採れた農産物に興味がある、伝統野菜の味わいを体験してみたいという方はぜひ、足をお運びください。

東京農林水産ファンクラブでは、会員の皆様に東京の農林水産を体感していただける楽しい企画を今後も実施していきます。お楽しみに!

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